BACメルマガ清明号 クイズと正解

 今年は、過去2年に渡って紹介してきましたITILやその周辺の考え方について
クイズを出し、解説をするパターンで理解を深めていただく形式で展開してまいります。
 
【クイズ】
 
 1.ITILの「変更管理」の例で正しいものはどれでしょう。
 
  a.パスワードの変更要求に対して、着実に早く対応する。
  b.ソフトウェアのバージョンアップの際にテストを行う。
  c.ネットワークの設定変更の際にその影響について判断する。
 
 2.MOC(Management Of Change)やOCM(Organizational Change Management)
  という考え方が最近注目されていますが、これはどのような内容でしょうか。
  
  a.ITILの変更管理の最新版
  b.組織が変化していく際に注意すべき事柄
  c.プロジェクトマネジャーが配慮すべき、プロジェクトメンバーの心理変化 
  

【正解&解説】

 

 1. ITIL® の「変更管理」の例で正しいものはどれでしょう。

 
  〔正解〕  c. ネットワークの設定変更の際にその影響について判断する。

 

  〔解説〕

 
   a. 「要求実現」の例です。

   問い合わせや軽微な変更に関する要求については、手順を用意し、効率的に対応していきます。

   ITILでは、変更管理とは分けて「要求実現」のためのプロセスを作成し、それに従って実施することを推奨しています。

 
   b. 「リリース管理および展開管理」の例です。

   変更管理と混同されやすいのですが、変更管理では、そもそも変更すべきか、変更した際に副作用や

   インシデントが発生しないかを吟味して変更すべきかどうかを判断します。

   「変更すべきである」と判断された後に、確実にそのリリースを本番に出す(展開)するために

   テストや引継ぎなどを管理することは「リリース管理および展開管理」のプロセスに従って行います。

 

 2. MOC(Management Of Change)やOCM(Organizational Change Management)という考え方が最近注目されていますが、これはどのような内容でしょうか。

 
 〔正解〕  b. 組織が変化していく際に注意すべき事柄

 
 〔解説〕

 
  MOCやOCMは、組織体制の変更、組織内外のルールの変更、利用しているシステムの変更など、

  組織におけるあらゆる変更や変化(Change)を推進するにあたり、どのようなことに配慮し、

  うまく進めるべきかについてまとめられた考え方です。

 
   ・ウォーターフォール形式の開発からアジャイルやDevOpsへと変化していかなくてはならない。
   ・IoTやAIのビジネスに進出していかなくてはならない。
   ・モノ売りからコト売りに、サービスビジネスへと転化していかなくてはならない。
   ・組織の成長に伴い、メンバーの考え方を変えていかなくてはならない。

 
  そのような変化の局面に立っている組織をリードする人や責任者にお勧めの内容です。

  ITIL関連では、昨年に「ITILプラクティショナ・ガイダンス」という書籍が日本語でも発表されました。
  (以下から購入可能です。)
  www.itsmf-japan.org/books/complement.html

  

 

                                       以上