<コラム> 5章/前10章

◆ある八百屋の物語(5)

 
スムージーチェーンの社長と店舗マネジャー達は、マネジメントについて勉強を始め、

また、実践を通して理解を深めていきました。

マネジメントに正解もゴールもありません。

常により良い結果を目指しながら、自分自身も組織も成長させ続けるための努力と工夫を日々積み上げていき、

顧客満足度(CS)の高い、かつ、従業員満足度(ES)も高い企業へと成長していきました。

組織の発展のために、ITの活用は必須です。社長は、これまで以上にITを活用していくことを成長戦略に盛り込み、IT担当者を採用することにしました。

 

しかし、一緒に仕事を進める中で、IT担当者の発言に多くの課題が見えてきました。
 「このサーバのスペックは最高なんです!」
 「A社製品には業界初の最新機能が満載です!」
 「クラウド?同じような仕組みは私が開発できますよ。」
 「また仕様変更ですか?最初にヒアリングしましたよね。今更変更なんてできませんよ。」
「 先日のトラブルですが、徹夜して解決できました。いや~、大変でした。」

 

~解説~

 

IT技術者はややもすると、機能や性能にばかり興味を持ってしまいます。
しかし、それはビジネスにとって価値がなければいかに素晴らしい機能でも意味がありません。
ビジネスが何を求めているかを理解できる能力(これを実現するのが機能です)、
そして、その機能を柔軟かつ安定的に提供できる能力が求められています。

 

 

 

 
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 <自己紹介>
   日本クイント株式会社
   代表取締役 最上 千佳子
   
   ITSM、リーンIT、ソーシングガバナンス等、ITをマネジメント
   という観点から強化しビジネスの成功に貢献するための、
   人材育成と組織強化のコンサルティングに従事。
   参考:「資格Zine」連載(http://shikakuzine.jp/author/15)
   
   ※ITIL(R)は AXELOS Limited の登録商標であり、
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    すべての権利は留保されています。