BAC10周年記念天城合宿レポート(その3)

 

5. ITSMそしてDevOps(日本クイント 最上)

 
これまで9回に渡り連載したコラムで伝えきれなかった内容を紹介させていただきました。
ITSM(ITサービスマネジメント)とは単にIT運用を標準化する話ではなく、

戦略レベルから運用レベルまで、更には継続的に改善していくまでを広く長い目で捉え、マネジメントしていく考え方です。

 
組織が大きくなればなるほど必要となる考え方であり、技術を武器にされる組織が取り入れることで鬼に金棒となるでしょう。

 

6. イノベイティブな人材を輩出する人材育成(日本IBM 藤本様)

 
IBM社の人材育成のベースから最新の取り組みまで具体的にご紹介いただきました。
“Think”~自ら考え続ける人~ を育成することは同社の根幹であり、常にそのための人材育成が追求されてきました。

現場に必要な教育は現場で考えるという方針も、その特徴の一つだと思います。

同時に、人事部が主導で展開されている様々な取り組みは常に先進的でありオープンなイメージを受けました。
ミレニアム世代の社員についての分析やプログラムはその代表的なものです。

 
 ・新たな評価の方法
 ・吉本興業のプログラムの試行
 ・コミュニティの活用

 

そしてこれらの取り組みの基盤にWatsonが当たり前の存在として活用されていることも感動でした。

「揺るぎない基本的な育成方針」「オープンで新しい取り組み」「アイデアを加速する技術」この3つが連動している強さを感じました。

 
以上を持ちまして、天城合宿のレポートは終了です。
ここでは書ききれないくらいの学びと感動と経験の2日間でした。ありがとうございました。

 

 

 

 
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 <自己紹介>
   日本クイント株式会社
   代表取締役 最上 千佳子
   
   ITSM、リーンIT、ソーシングガバナンス等、ITをマネジメント
   という観点から強化しビジネスの成功に貢献するための、
   人材育成と組織強化のコンサルティングに従事。
   参考:「資格Zine」連載(http://shikakuzine.jp/author/15)
   
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