
IoTを考える(その1)
IoTとは何でしょうか。
IoTによって何が変わるでしょうか。
IoTビジネスとは…?
これらの疑問に答えるには、まずはその名前から考えていくことが一つの手掛かりとなります。
"Internet of Things (モノのインターネット)" の"internet" は、"inter (間)" と "network (ネットワーク、網)" からできた言葉です。
その成り立ちは、研究所間をつないだことから始まるという歴史は詳しい方も多いでしょう。
研究所間をつないだネットワークはその後、爆発的な発展をとげ、企業間、国家間、そして今や個人間をつないで地球上を覆う(一部は宇宙まで繋がる)網を形成し、
私達の生活を支えるインフラ(基盤)となっています。
インターネットの普及により何が変わったでしょうか。
特にインターネットのビジネスやインターネットを活用したビジネスは、それまでのITビジネスと何が変わったでしょうか。
その変化の一つが「サービス化」です。
インターネットにより、ITは企業が活用するだけではなく、個人個人が活用できるものとなりました。
BtoBからBtoCへ更にはCtoCへとその利用が広まりました。
これに伴い、「所有」から「利用」へと利用者の観念が移行して行きました。
インターネットのための大型で高額の設備を購入して自ら所有して活用するという使用方法ではなく、
利用端末を所有またはレンタルし、インターネットに接続して使いたい時だけ利用する、という変化です。
本質的にはこのような変化がIoT時代にも(インターネット普及の際の数倍か数十倍、数百倍の速さで)発生すると想像できます。
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<自己紹介>
日本クイント株式会社
代表取締役 最上 千佳子
ITSM、リーンIT、ソーシングガバナンス等、ITをマネジメント
という観点から強化しビジネスの成功に貢献するための、
人材育成と組織強化のコンサルティングに従事。
参考:「資格Zine」連載(http://shikakuzine.jp/author/15)
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