サービスインテグレーションのお話し

 

最近注目されている新しいメソドロジとしてSIAM(Service Integration And Management)というものがあります。

 
市場の最適なITサービスをみつけ、インテグレート(統合)することで、ビジネスに応え続けるためのメソドロジです。
SCOPISM社がこれに関するメソドロジをまとめ、SIAMとして発表しました。
  
例1.

 

「社内ITサービス」+「複数企業へのアウトソーシング」+「クラウド活用」というようなマルチソーシング環境において、

全体を統合するには何を気を付けるべきでしょうか。
 
例2.

 

IoTでは複数のモノ(Things)がインターネットでつながるわけですが、つまりそれは、複数のサービスがつながることを意味し、

更にそれを提供する複数の企業がつながることを意味します。その全体を統合して考える必要が必ず出てきます。
 
 → SIAMは、このようなマルチソーシング環境のガバナンスとマネジメントを推進するためのメソドロジです。
 
例3.

 

マルチソーシング環境(A社がインフラ、B社がアプリ、C社がネットワークの開発と運用をそれぞれ契約)において、インシデント発生時に何が起きるでしょうか?各社は個別のSLA目標を守りますが、全体として顧客ビジネスに寄与するような対応ができているでしょうか?
 
 → SIAMは、顧客への価値を最大化する為に様々な組織・企業が協働するエコシステム(生態系)を形成することを目指します。
 
 SIAMはこれからのIoTビジネスやマルチソーシング環境におけるビジネスにとって不可欠なものであり、

これまでご紹介してきたITSM(ITサービスマネジメント)と対を成すものでもありますので、今後、数回に分けてご紹介していきたいと思います。
 
 ※SIAM is a Registered Trademark of EXIN Holding B.V.
  EXIN is a Registered Trademark

 
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 <自己紹介>
   日本クイント株式会社
   代表取締役 最上 千佳子
   
   ITSM、リーンIT、ソーシングガバナンス等、ITをマネジメント
   という観点から強化しビジネスの成功に貢献するための、
   人材育成と組織強化のコンサルティングに従事。
   参考:「資格Zine」連載(http://shikakuzine.jp/author/15)
   
   ※ITIL(R)は AXELOS Limited の登録商標であり、
    AXELOS Limitedの許可のもとに使用されています。
    すべての権利は留保されています。